みらいへ (in Moji)
航海練習帆船
IMO番号 9044528 総トン数 230 トン
船舶番号 133434 全 長 52.16 m
信号符字 JPDL 型 幅 8.60 m
型深さ 5.90 m
船 籍 日本 航海速力 6.5 kt
船籍港 神戸 最高速力 10.14 kt
造船所 住友重機追浜造船所 浦賀 旅客定員 40 人
進水年月 1992.11.24 乗組員 13 人
竣工年月 1993.3.31 馬 力 320 ps
改名年月 2014.7.5 出 力 235 kw
船 主 グローバル人材育成推進機構
運 航 グローバル人材育成推進機構
 元は当HPでも紹介してあります大阪市の「セイル・トレーニング事業」に使用されていた帆船あこがれです。事業が廃止され売船となり、グローバル人材育成推進機構が購入、2014年7月5日から船名が「みらいへ」に変更され体験航海事業で使用されています。

 本船が尾道に停泊している様子はみらいへ in Onomichiに掲載してあります。

 2019年11月16・17日に、門司港開港130周年記念「130周年だよ!船舶集合!」というイベントで門司港に来航し、一般公開やセーリング体験などが行われました。私はイベントに参加するために2年ぶりに門司港を訪れ、本船の船内を見学し、また帆を張ったところを見ることもできました。帆船は何度か見ましたが、帆を張ったところは見た事が無かったので、その美しさには大感動でした。
 ここにはその時の様子を載せてみたいと思います。船員さんたちはとても親切に船の事を説明してくださいました。ありがとうございました。

【帆船豆知識】
 本船は3本マストの帆船です。前から「フォアマスト」「メインマスト」「ミズンマスト」と呼びます。またへさきから前に突き出している棒を「バウスプリット」といいます。ここからフォアマストにロープが伸び、三角形の帆が張られます。
 バウスプリットの根元から船首付近に航海の安全を願ってフィギュアヘッドが取り付けられている船がありますが、本船は「ヤマトタケルノミコト」です。

とても美しい、帆を張った帆船の全貌です。

みらいへ

 
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もちろん、帆を張っていなくても美しいですよ。

みらいへ

 
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ここからは船内等の様子です。

「ヤマトタケルノミコト」をかたどったフィギュアヘッド。

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【上甲板】操舵室・デッキ・ファンネル・ミーティングルーム・マスト・揚錨機等

「船首甲板に設置してあるウィンドラス(揚錨機:錨を巻き上げる機械)

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ブリッジ(操舵室)とフォアマスト(一番前にあるマスト)

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フォアマストを見上げてみると・・・、高いですね。

みらいへ
 

メインデッキとミズンマスト(一番最後尾にあるマスト)
マストの後方にはファンネル、その後ろにミーティングルームがあります。

みらいへ
 

操舵室の中にはたくさんの計器やスイッチ類が並んでいます。

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左から風向計・風速計・船速計・舵角計・時計・傾斜計。

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舵輪。車のハンドルのようですね。

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発電機のモニター(回転数・電力・潤滑油の状態が分かります)

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【第二甲板:上甲板の下】食堂・キャビン・調理室・トイレ等

メスルーム(食堂)には航海に関する色々な資料が展示してありました。

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ギャレー(調理室)

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キャビンと呼ばれる2段ベッドの客室(左)と、ヘッドと呼ばれるトイレ
キャビンは全部で5室あり、合計40名の乗客が宿泊できます。

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【第三甲板:第二甲板の下】エンジンルーム・燃料庫・ポンプ室
シャワールーム・洗濯室・食糧庫・冷蔵庫・冷凍庫・清水タンク等

非公開なので写真はありません。

 
2019年11月16日撮影 門司港
 

 
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