岡山電気軌道
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岡山電気軌道は岡山の表玄関、JR岡山駅前から市街地をぬって、東山公園と清輝橋に至る2系統を持つ路面電車です。路線は岡山〜東山間3.0kmを17分で結ぶ1系統「東山線」と、岡山〜清輝橋間1.7kmを12分で結ぶ2系統「清輝橋線」の2線からなっていて、途中の柳川で分岐しています。本社は東山終点にあります。 岡山電気軌道の開業は古く、1912年(明治45年)5月5日に岡山駅前〜城下間でスタートしました。以前は番町までの路線(番町支線)がありましたが、この路線は1968年(昭和43年)5月31日に廃止されました。 この会社では平成3年に、全国初の女性路面電車運転士を誕生させたり、平成6年には西日本で初めて路面電車でプリペイドカードを導入するなど、話題も豊富です。最近では平成14年に東山バッティングセンター2階に「岡電資料館」を開設。同年、岡山出身の水戸岡鋭治氏のデザインによる、超低床路面電車「MOMO」が運行を開始しました。 電車は車両の前後に乗降口があり、後乗り、前降りです。昭和62年までは主に各地の路面電車を譲り受け改造して使っていましたが、それ以降は新造車を導入しています。 軌道は狭軌(レールの幅が1067mm)で路線の一部がセンターポール化されており、その部分は電停が上下線の真ん中にあります。そのため乗降口が左右に変わるので、運転士さんはたいへんです。パンタグラフに特徴があり、普通はばねや空気圧でパンタを架線に密着させるのに対し、錘の作用でパンタを上下させる方式の岡電式(石津式)パンタグラフを採用しています。 低床車とレトロ車以外は全て全面広告電車という派手ないでたちですが、岡山の町並みにすっかり溶け込んでゆったりと走っています。写真のコーナーでご覧ください。 |
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JR岡山駅を背にして南方向を向いて写しています。 岡山駅前に到着した7102号。このホームは降車専用で、降車が終わると乗車専用ホーム(私の立ち位置)に移動します。私の右側が1号線「東山」行き、左側が2号線「清輝橋」行きのホームです。 |
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東山本社の車庫。一番奥にレトロ電車3005・3007号がいました。 広告電車ばかりで派手ですが、岡電色がいなくなったことは寂しい思いがします。。 写真の右側に東山公園があります。 |