近鉄生駒鋼索線(生駒ケーブル) |
生駒鋼索線は、奈良県生駒市の鳥居前駅から宝山寺駅を経て生駒山上駅まで2kmを結ぶ近畿日本鉄道のケーブルカー線で、生駒ケーブルとも呼ばれています。 宝山寺線は1918(大正7)年に開業した日本最初の営業用ケーブルカーです。1926(昭和元)年に輸送力増強のため、複線化されました。複線といっても運用上はそれぞれが分離された単線並列形態で、宝山寺1号線・宝山寺2号線と呼ばれています。1号線から2号線に乗り入れることはできません。電車交換部分は複々線になっているという珍しい路線です。 山上線は1929(昭和4)年に生駒山上遊園地の開設に合わせて開業しました。こちらは単線です。途中に二つの駅があり、これもケーブルカーとしては珍しいことです。 更に宝山寺線には3か所、山上線には2か所の踏切があり、これまた珍しいことです。珍し尽くしですので、ぜひ一度訪れてみてください。訪れられない方はYouTubeにもたくさんの動画が載っていますので、そちらで楽しむのもいいでしょう。 文章で書くとややこしいので、路線図を作ってみました。 各線には2両のケーブルカーが走っています。ここでは1号線の「ブル」「ミケ」と山上線の「ドレミ」の写真を頂きましたのでご紹介します。 【車両型式】 ・ブル:コ11形 11号車。2000年から運行。電飾付。扉は片側2か所 ・ミケ:コ11形 12号車。2000年から運行。電飾付。扉は片側2か所 ・すずらん:コ3形 3号車。1953年から運行。扉は片側3か所。日本最古の現役ケーブル車両 ・白樺:コ3形 4号車。1953年から運行。扉は片側3か所。日本最古の現役ケーブル車両 ・ドレミ:コ15形 15号車。2000年から運行。電飾付。扉は片側3か所 ・スイート:コ15形 16号車。2000年から運行。電飾付。扉は片側3か所 「白樺」だけが漢字なのは仮名を逆に読むと「ばからし」となるからという説があります。面白いですね。 |
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