幸せの「ハートの吊り革」 |
アストラムラインは現在6両編成が24本、計144両が働いています。その中のたった1両にのみハート型の吊り革があることをご存知でしょうか? 私は以前から知ってはいたのですが開業して24年間、ずっと通勤などで利用していたのにも関わらず、一度も見たことがなかったのです。単なる噂で、もう撤去されたのではないのかとさえ思っていました。 ところが先日、ある車両に乗って椅子に座ってボーッとしておりましたら、乗り合わて立っておられた若い娘さんたちが「うわぁ、私初めて見た〜!」と嬉しそうに話しておられる声が耳に飛び込んできたのです。んっ?何かな、とその方向を見上げると、何と! そこには噂のハート型の吊り革がぶら下がっているではありませんか。思わず立ち上がりそうになるのを抑えながら「本当にあったんだ!」と一人感動の涙を流したのであります(大げさですね…) いつも持ち歩いている愛用の一眼レフを、その日に限って持っていなかったことを後悔しながらも、終点でお客さんがみんな降りられてから、スマホで写しまくりました。 実は1両全ての吊り革がハート型になっていると思い込んでいましたから、結構簡単に見つかるものと思い真剣には探していなかったのが現状でした。しかし、1両に約30本近くぶら下がっているうちの、たった1本だけだったんですね。それも入口から離れた奥の方に付けられていたのですから、簡単に見つからないはずです。だいたい自分が乗る車両は何両目かって決まってますよね。吊り革のある車両Xは私があまり乗らない号車だったので、ますます見つからない訳です。 さあ、みなさんもアストラムに乗られる時に、ぜひこのハート型の吊り革を探してみてください。見つけた人にはきっと幸せが訪れますよ(何の保証もありませんが…) お暇で体力のある方は1日中頑張れば全24本に乗ることは不可能ではありません。そして、それぞれ1両目から6両目までを上を向きながらうろうろ歩きまわれば必ず1日で見つかります。ただし定期点検などで走っていない車両がいたらアウトですし、行動を怪しまれることも間違いありません(笑)。まずそんなことする人はおられないでしょう。やはり偶然見つけたほうが嬉しいですからね。 アストラムラインのロマンでした。 |