駅の特徴と7色のステーションカラー |
★改札口・駅務室フロアとホームフロア 地下駅となる「本通」〜「新白島」までは、改札口・駅務室フロアの階下にホームフロアがあり、その先の高架となっている「白島」〜「広域公園前」までは、改札口・駅務室フロアの階上にホームフロアがあります。ただし、「毘沙門台」だけは同一フロアに改札口・駅務室とホームがあります。 両フロアを結ぶ階段とエスカレーターには、ホームの端にある駅とホーム中央にある駅の2種類があります。ホーム中央にある駅は「本通」〜「城北」、「古市」、「大町」、「安東」〜「広域公園前」です。ホームの端にある駅は「新白島」〜「中筋」、「毘沙門台」です。 ★ホーム 全駅共、ホームは島式ホーム1面2線となっています。島式とはホームの両面を列車の発着に使用するホーム配置のことです。 本通駅は1・2番線共に下り広域公園前方面行き、広域公園前駅は1番線が下り到着ホーム、2番線が上り本通方面行きです。他の駅は全て1番線が下り広域公園前方面行き、2番線が上り本通方面行きです。 全駅ホームドアがあり、運転士さんは電車のドアとホームドアをぴったり揃えて止めなければならないので大変です。ホームドアの方が電車のドアより数十センチ広いので、少々のずれは大丈夫です。開業当時は慣れていないせいかオーバーランして電車を少しバックさせたという場面に何度か遭遇しましたが、今ではそんなことはありませんのでご安心を。 ★高架駅の特徴 高架駅の「白島」〜「中筋」までと、その先「古市」〜「広域公園前」まででは基本的な構造が異なっています。「毘沙門台」だけは両者を混ぜたような作りになっています。以下に写真を交えて説明します。 【白島駅〜中筋駅】 ・階段とエスカレーターはホームの端に平行に設置されているのでホームの見通しがいいです。 ・エレベーターは階段側の端、階段の少し手前にあります。階下に改札口と駅務室があります。 ・天井は写真左から右に行くにしたがって徐々に高くなり、右側天井に明り取りの窓が設けてあります(写真右が東にあたり、朝日がよく差し込みます) ・照明はドアと水平に並んでいます。 (写真:白島) 外から見るとよく分かりますね。駅舎手前は階段とエスカレーター通路の屋根です。 (写真:中筋) . 【毘沙門台駅】 ・階段とエスカレーターはホームの端なので見通しがいいです。 ・天井中央に明り取りがあり、その下に扇風機があります。 ・この駅だけはホーム階に改札口と駅務室があります。 ・エレベーターは改札を出た所にあります。 ・照明はドアと垂直に並んでいます。 ・撮影時の電車案内機は旧型の時代で、発車時刻は表示されていません。時計もアナログそのものですね。 外から見るとよく分かります。他の駅に比べ建物が長いのです。写真右に階段・エスカレーター通路の屋根が見え、その左にエントランスと駅務室・改札があります(オレンジ色のホームドアあたりまで)。さらにその左に駅のホームがあります(ホームドアあたり) 屋根の中央が突起していますが、ここが明り取りになっています。冬は暖かくていいのですが、夏は温室のようで暑いです(扇風機が設けてあるので少しは涼しいです… 汗!) 【古市駅・大町駅・安東駅〜広域公園前駅】 ・ホームの中央部に階段とエスカレーターが別々に設置されています。 ・見通しは少し悪いですが、十分に全体を見ることはできます。 ・天井中央部に明り取りの窓が設置してあり、その下に扇風機があります。 ・照明はドアと垂直に並んでいます。 (写真:上安) 外から見ると毘沙門台より建物が短いのが分かります。こちらが標準的な長さです。階段がホーム中央にあるので、ホーム両端がすっきりしており、ガラス越しに写真を写すには、このタイプの駅の方が断然楽で、いいアングルを取れます。 (写真:大原) ★運営 開業当時は全駅が広島高速交通の直営でしたが、平成12年度から16年度にかけて主な駅を除き順次業務委託されてきました。2018年現在の直営駅は、本通・県庁前・城北・新白島・大町・広域公園前の6駅です(下図参照) ★定期券販売 開業当時は県庁前・大町・広域公園前の窓口のみで定期券を販売していました。現在は2015年3月14日に開業した新白島駅の窓口でも販売しています。新規購入はこれらの駅の窓口で手続きをします。交通系ICカードPASPYが導入されてからは、継続定期券は全駅の券売機で手続きできるようになり、大変便利になりました(下図参照) ★ステーションカラー 各駅には7色のステーションカラーが割り当てられています(下図参照)。駅務室周囲・改札階⇔ホーム階を結ぶエレベーターの扉・ホーム案内板・ホームドア・ホームのベンチなどがステーションカラーに塗られています。居眠りして乗り過ごしたときなど「あれ?色が違う」と気づく訳です(笑)。ただ2015年3月14日に開業した新白島駅にはステーションカラーは無く、路線図などには白で描かれています。 改札口フロア⇔地上を結ぶエレベーターの扉・ホームドアの外側・地上の駅名表示は全駅共通で、アストラムラインのシンボルカラーであるオレンジ色に統一されています。 開業から数年間は乗車券もステーションカラーに合わせ7色ありましたが、いつの間にかオレンジ系1色になっていました。 カラー番号は私が勝手に付けたものなので、特に意味はありません。 カラー1 ■ 本通・西原・高取 カラー2 ■ 県庁前・中筋・長楽寺 カラー3 ■ 城北・古市・伴 カラー4 ■ 白島・大町・大原 カラー5 ■ 牛田・毘沙門台・伴中央 カラー6 ■ 不動院前・安東・大塚 カラー7 ■ 祇園新橋北・上安・広域公園前 カラー8 ■ 新白島 全駅共通 ■ ★新旧 料金表】 料金表やホームドア上の路線図もステーションカラーで塗り分けてあります。 ・自動券売機の上 2005年 広域公園前駅(全線で470円でした) ・自動券売機の上 2018年 広域公園前駅(新白島が追加されています。全線で480円) ・ホームドアの上 2018年 高取駅 上りホーム(通り過ぎた駅は灰色に塗られています) |