元京都市電の愛称板が復活

 昭和32年に製造され、昭和52年に広島に移籍した元京都市電1900形。移籍した15両全てが、京都で走った20年以上を広島で走っています。元々広電カラーに似ていたこともあり、広島ではすっかり街に溶け込んでいます。私と同じ年齢なので、特別愛着があります。
 広島にやって来てから方向幕や広電初の冷房化など色々改造されました。移籍を記念して?1両ずつに京都にちなんだ愛称板が取り付けられ、最初に登場した1908「あらし山」と次の1904「かも川」は広電が命名したが、三例目以降は広電が選んだ京都にちなむ地名20候補から、利用客アンケート投票を元に上位を占めた「嵯峨野」「祇園」など13点が採用され各車両に掲出されました。なぜか数年間取り外されていましたが。2006年4月ころから愛称板が復活したのです。前面には漢字(ルビ付き)、中扉横にはひらがなで付けられています。前面の愛称板の上の部分に以前は丸い系統表示板がついていました。
 
丸型系統板や方向幕の文字が懐かしい移籍後10年目の姿
 

 
懐かしい昭和の写真 1987(昭和62)年5月31日撮影 己斐駅
(現在の広電西広島駅)
 

復活した愛称板

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
2006年5月24・25日撮影 広島港