こんどる 二号か三号
超高速船(水中翼船)
広島〜呉〜松山
IMO番号        総トン数    トン
船舶番号 全 長
信号符字 型 幅
型深さ
船 籍 日本 航海速力 kt
船籍港 最高速力 kt
造船所 旅客定員
乗組員
馬 力 ps
出 力 kw
船 主 瀬戸内海汽船
運 航 瀬戸内海汽船

快適な高速船の出現で、もう今は引退してしまった半没翼型水中翼船

 私は水中翼船について詳しくないので、この船は「おおとり○号」だと思っていました。が、水中翼船にとても詳しい「おおとり三号様」より情報を頂き、「こんどる二号か三号」だと判明いたしました。よくこのような見づらい写真から判別くださったものだと感心しています。以下におおとり三号様の情報を載せます。
 
★貴ホームページに掲載されている瀬戸内海汽船の水中翼船の写真ですが、よく見るとおおとりではなくてこんどる二号か三号です。船体横の瀬戸内海汽船の文字の位置と後部ユニットの大きさから判断できます。おおとりシリーズは文字が窓枠と同じ高さに配列されていますが、写真の船体の文字は窓枠よりも高くずれています。これはこんどるシリーズである証拠です。
 また、ではなぜ、こんどる(一号)ではなく、二号か三号であるかといいますと、船体後部に白く突き出たユニットの大きさで判別できます。こんどる(一号)は写真のものより大きなユニットになります。写真は二号と三号に共通の小さなものになっています。よって、こんどる三号か二号に間違いありませんが、二号と三号の違いは、操舵室上部のブルーの鉢巻のラインが船体に沿って緩やかなカーブを描いているのが二号で、直線になっているのが三号なのですが、残念ながらこの写真では判断がつきません。よって、こんどる二号か三号ということしかいえません。
 もう少し詳しく付け加えますと、こんどる(一号)ではなくこんどる二号か三号である理由はもう一つありました。正確に言うと横の瀬戸内海汽船の表示が窓枠と同じ高さなのはおおとりシリーズ全船とこんどる(一号)でした。よって、後部ユニットの大きさを比較するまでもなく、写真の船はこんどる(一号)ではないことが解ります。★
 
 すごいですね。説明も分かりやすく大変参考になりました。本当にありがとうございました。
航行中の「こんどる」 二号か三号
 
懐かしい昭和の写真 1986(S61)年11月8日撮影
 

 
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