疾風(はやて)
【水中翼船】(TSL-F型) テクノスーパーライナー
船主:旧運輸省
 テクノスーパーライナー(TSL, techno super liner=外洋航行型超高速貨物船)というのは、旧運輸省が中心となって計画し、最新の船舶技術を使用して建造された高速船の総称です。
 この疾風は揚力式複合支持船型(TSL−F)と呼ばれる、全没型水中翼船の実験船として製作されました。没水体の浮力と、水中翼の浮力によって船体を浮き上がらせます。1994年から95年に掛けて述べ100日余に亙る実海域での各種試験に使用されましたが、構造上、挙動が不安定なため実験は失敗に終わりました。実験終了後現在は神戸海洋博物館で展示されています。
疾風(はやて)
 
2006年7月1日撮影 神戸海洋博物館
 

 
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