2000形
2001〜2009号
2004・2005号以外廃車

今では見られなくなった懐かしい2連接車

 この形式は1960年から1963年までに宮島線と市内線の直通車両として9両が製作されました。当初は単行で運転されていましたが、輸送力強化のため1974年に、2002〜2009は2両編成に改造されました。連結部分は危険防止のためにバネ式の小さい開き戸が付けられました。車掌さんが車内を巡回する際にいちいち扉を押して開けておられたのが面倒そうに見えたものです。2001号は2両編成化の際に1両余る形となって改造されずしばらく単行で使われていましたが、2003年に除籍・解体されました。
 2両編成化された2002+2003号・2006〜2009号は2012年2月までに廃車となりました。2004+2005号は2009年10月に営業運転休止となり荒手車庫に留置されています。
 車体両サイドにある白い長方形は、広告用スペースで蛍光灯バックライトが点灯していました。2002+2003号下の写真が広告を付けていた頃の懐かしい姿です。この写真は鷹野橋電停ですが、ホームに屋根の無い時代の懐かしい風景です。
 
2連接化された2002〜2009号
製造 ナニワ工機(2002-2003)
自社工場(2004-2009)
広電竣工 2002+2003号:1979年12月30日
2004+2005号:1980年12月30日
2006+2007号:1980年12月30日
2008+2009号:1981年1月31日
廃車 2002+2003号:2010年7月
2006+2007号:2012年2月
2008+2009号:2012年2月
構造 全鋼製連接車
定員 174人(座席:72席)
全長 24.28m
全幅 2.44m
全高 4.184m(冷房化改造後)
標準(ワンステップ)
車両編成 2両連結固定編成
編成出力 30kw×8
駆動方式 吊り掛け駆動

2002+2003号
現在の2002・2003号
 2004年7月26日撮影 市役所前
 
昭和62年の懐かしい姿
 懐かしい昭和の写真 1987(昭和62)年10月28日撮影 鷹野橋

2004+2005号
2004・2005号
2009年4月17日撮影 広電本社前 2004・2005号
2008年4月14日撮影 広電千田車庫
(敷地外より撮影)

3006+2007号
2006・2007号
2007年9月4日撮影 広電千田車庫
(敷地外より撮影)
2006・2007号
2005年6月15日撮影 中電前電停

2008+2009号
現在の2008・2009号
現在の2008・2009号 2
 2006年3月10日撮影 広電本社前