1150形
1151〜1157号
1156以外廃車

元、神戸市電1150形

 この形式は1971年3月の神戸市電廃止に伴い、1150形8両中1155以外の7両を広島電鉄が購入したものです。広電では神戸1158号を1155号に改番しました。
 1997年にプリペイドカードの機械を設置した時、出口が狭いため乗降に時間がかかる事や、他の車両に比べて収容力が劣りパワー不足でもあったことから廃車対象車種となり、1998年から順次廃車されていきました。この形式は写真のように全面広告電車としてよく使われました。
 1156号は二代目ハノーバー電車としてこの形式で唯一現役で活躍しています。
 冷房化されるまで車内天井灯は客席(両ロングシート)の真上あたりに隙間なく配置されており(おそらく30w型蛍光灯だったと思います)、車内がとても明るかった記憶があります。
1151〜1157号
製造所 1151・1153〜1157号:川崎車両 
1152号:ナニワ工機
製造年 1151・1152号:1955年7月
1153〜1157号:1956年10月
広電車歴 1151号:
 1971年11月2日〜1999年6月15日廃車
1152号:
 1971年11月2日〜1998年3月20日廃車
1153号:
 1971年11月20日〜2003年3月廃車
1154号:
 1971年11月8日〜2001年3月9日廃車
1155号:
 1971年11月8日〜2000年3月31日廃車
1156
 1971年11月8日〜現役車
1157
 1971年11月8日〜2000年3月31日廃車
構造 半鋼製ボギー車
※「広島の路面電車65年」では全鋼製となっている
定員 80人(座席:36席)
全長 12.70m
全幅 2.438m
全高 3.660m (1152号以外)
3.655m (1152号)
編成出力 45kw×2
駆動方式 吊り掛け式
制御装置 直接式

1153号
1153号
1997年5月頃撮影 広島駅 写真提供:高田様

1156号
ハノーバー市電、再現車
2004年5月6日撮影 広島日赤病院付近

1157号
1157号
 1997年5月頃撮影 広島駅 写真提供:高田様